簡易ムロ

 本漆を乾燥させるには、湿度を維持することが大切です。そのため、和竿師は塗りをするたびに霧吹きをしたムロに入れて乾燥させます。普通の塗料と違って、乾燥した状態では乾燥しないのです!?
[釣具店で売っている「実用うるし」や「新うるし」などは漆ではないので、ムロは必要ありません。逆に湿気があると乾燥しません・・。]

 素人が本格的なムロを持つのはスペース的にも無理ですが、段ボールの箱でも十分に代用できます。ただし、フライロッドのように長いものを入れるには長さのある段ボールが必要です。自分は40Wの蛍光灯が入っていた段ボールを職場からもらって作っています。

 木で作ったムロのように長持ちはしませんが、ダメになったら作り直せばいいし、邪魔になったら(渓流が解禁になったら!?)捨ててしまえます。
段ボールの一面を右画像のように切ります。たったこれだけ。数分でできあがりです。これだけの細工ですが、フタがきちんと閉まるのでムロとして十分使えます。
大きさはご覧の通り、猫が丁度収まるサイズです!? 40Wの蛍光灯の長さなので、2ピースロッドの乾燥にも十分使えます。もちろんカワハギ竿でもOKです。
乾燥させるロッドを載せる台は、園芸用の柵を利用します。和竿教室で使っていたのでパクらせていただきました。使い勝手は◎です。
園芸用の柵を右写真のように切って、段ボールに貼り付ければ完成です。これをムロに入れれば見事なロッド置きになります。

ただし、使っているうちに湿気で曲がってくるので、使いにくくなったら作り直します。段ボールを替えるだけなので簡単です。
これで完成です。ココに霧吹きをして、漆を塗ったロッドを横たえれば・・・翌日には乾燥してます!(冬場は)

夏場の空気に湿気が多いときは乾燥しないこともあるようです。冬場に霧吹きをたっぷりして乾燥させるのがgood?